「ご縁」という言葉
近くのドラッグストアに行ったら、巷の騒ぎと同じくトイレットペーパー類がすべて売り切れていました。
「お1人様1点限り」の張り紙だけが残されてました。
こういうのを見ると、人々の心理・集団心理というのは、怖いものだなと思いました。
いろんな情報が飛び交ってますが、何が正しいのか冷静な判断が問われる時期だと思います。
いろんなことをやらかす夫が、私を見てふと言うことがあります。
「こんな俺みたいなやつとは、本来結婚する人ではなかったんだろうな・・・」
結婚当初は「俺は何でもできる」と自信満々だった夫。
私と結婚したことで、自分を客観視せざるをえない状況になりました。
「自分が何にもできない世間知らずの人間だ」ということにようやく気付き始めました。
多分そんな思いから出てくる言葉なんでしょう。
そんな言葉を投げかけられた私は、何と言えばいいんでしょうか?
(そのとおりだよ。
まさかあなたみたいな人がいるなんて、私も驚きあきれてる。
ある程度は予想してたけど、ここまでひどいとは思わなかった。
もし、それがわかっていたら、あなたとは結婚しなかった。)
心の中でそうつぶやきます。
そのかわり夫にはこう言います。
「きっと「ご縁」があったんだね。
ご縁があったから、出会って、結婚したんだと思うよ」
そう。 良くも悪くも「ご縁」でしかないと思います。
夫もそう言われると、次の言葉が出てきません。
情けない夫の言葉も「ご縁」という言葉には太刀打ちできないようです。